1988.10.09 (Sun)
創作バレエ 『ドリームゲーム』
【創作バレエ 『ドリームゲーム』】
主催 : 前田佳寿美バレエ教室
後援 : 長崎市教育委員会
長崎新聞社
と き : 1988年10月9日(日) 17時開演
ところ : 長崎市公会堂
【第1部】
○白鳥の湖
パ・ド・ドゥ 2幕より 王子とオデットの愛の踊り
― 第1章 ―
ここは遠い未来の世界、仕事も勉強も、そして遊びもマイホームですませてしまう便利なコンピューター時代の未来少女の部屋です。
少女の友達はコンピューター、毎日決められた時間にゲームで遊びます。
今日はどのプログラムにしようかしら、宇宙戦士をプログラムセット、さあ、スタート!!
少女はいつものように夢中になっています。
でも、昨夜遅くまで勉強していたせいか、だんだん眠くなり、やがてぐっすり眠ってしまいました。
どれくらい時間がたったのでしょうか、突然大きなカミナリ!
おどろいてあたりを見廻すとどうでしょう、宇宙船と星くずがいっぱい、なんと少女は宇宙に浮いていたのです。
「私はいったいどうしたの?」
ふとみると向こうから何者かが近づいてきます。
少女は恐くなって逃げ出そうとしましたが体が動きません。

「助けてー」
力いっぱい叫びました。
ところが少女の前に現れたのは、美しい女の人でした。
吸い込まれるようにうっとりとしている少女の手に巻物のようなものが手渡されました。
開いて見るとゲームの国の女王からの招待状でした。
「ゲームの国? そんな国あったかしら、この美しい人は女王様なのかしら・・・。」
ためらっている少女に、更にもうひとつの巻物を手渡すと、その女王と召使らしい者はどこへともなく消え去ってしまいました。
「あっ待ってください―。」
少女はまたひとりぼっちになりました。
巻物を開いてみると、お城への地図でした。
しかし道がいくつもあって、どの道を行けばよいのか分かりません。
少女は困ってしまいました。
と、突然「ゴォーッ」とものすごい音、流星が少女に向かってとんできます。
「キャーッ」
叫んだ瞬間に体がふわっと浮き上がったと思うと、ドーンと草むらに転がり落ちました。
一瞬のできごとでした。
流星が少女をゲームの国へ運んでくれたのです。
さて、少女は、女王が待っているお城へたどり着くことができるのでしょうか。
【第2部】
― 第2章 ―
少女はお城で歓迎され、これまでに感じたことがない、すばらしくたのしい気分にひたっていました。
やがて女王からチェスをしましょうと誘われました。
しかし、「あなたがゲームに負けたら、このお城に一生住まなければなりません」との女王の言葉に少女はおどろいて我に返りました。
そして、忘れかけていた父や母、姉妹が急に愛おしく思え、早く家族のもとへ帰りたい気持ちでいっぱいになりました。
さて、少女は家に帰ることができるでしょうか。
主催 : 前田佳寿美バレエ教室
後援 : 長崎市教育委員会
長崎新聞社
と き : 1988年10月9日(日) 17時開演
ところ : 長崎市公会堂
【第1部】
○白鳥の湖
パ・ド・ドゥ 2幕より 王子とオデットの愛の踊り

少女の友達はコンピューター、毎日決められた時間にゲームで遊びます。
今日はどのプログラムにしようかしら、宇宙戦士をプログラムセット、さあ、スタート!!
少女はいつものように夢中になっています。
でも、昨夜遅くまで勉強していたせいか、だんだん眠くなり、やがてぐっすり眠ってしまいました。
どれくらい時間がたったのでしょうか、突然大きなカミナリ!
おどろいてあたりを見廻すとどうでしょう、宇宙船と星くずがいっぱい、なんと少女は宇宙に浮いていたのです。
「私はいったいどうしたの?」
ふとみると向こうから何者かが近づいてきます。
少女は恐くなって逃げ出そうとしましたが体が動きません。

「助けてー」
力いっぱい叫びました。
ところが少女の前に現れたのは、美しい女の人でした。
吸い込まれるようにうっとりとしている少女の手に巻物のようなものが手渡されました。
開いて見るとゲームの国の女王からの招待状でした。

ためらっている少女に、更にもうひとつの巻物を手渡すと、その女王と召使らしい者はどこへともなく消え去ってしまいました。
「あっ待ってください―。」
少女はまたひとりぼっちになりました。
巻物を開いてみると、お城への地図でした。
しかし道がいくつもあって、どの道を行けばよいのか分かりません。
少女は困ってしまいました。
と、突然「ゴォーッ」とものすごい音、流星が少女に向かってとんできます。
「キャーッ」
叫んだ瞬間に体がふわっと浮き上がったと思うと、ドーンと草むらに転がり落ちました。
一瞬のできごとでした。
流星が少女をゲームの国へ運んでくれたのです。
さて、少女は、女王が待っているお城へたどり着くことができるのでしょうか。
【第2部】
少女はお城で歓迎され、これまでに感じたことがない、すばらしくたのしい気分にひたっていました。
やがて女王からチェスをしましょうと誘われました。
しかし、「あなたがゲームに負けたら、このお城に一生住まなければなりません」との女王の言葉に少女はおどろいて我に返りました。
そして、忘れかけていた父や母、姉妹が急に愛おしく思え、早く家族のもとへ帰りたい気持ちでいっぱいになりました。
さて、少女は家に帰ることができるでしょうか。
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